妊婦ですが、低温調理したお肉を食べています。

アメリカで駐妻をしているアラフォー妊婦です。

 

妊娠して悲しいことの一つに、食事制限があります。

アメリカでも日本でも注意点はほぼ同じで、主にはよく加熱されていない/加熱殺菌されていない、お肉・お魚・卵・チーズ。

お魚については日本よりも厳しくて、生魚一切厳禁、ツナ缶も1か月に1缶まで、と指導を受けました。

 

レアステーキやスモークサーモン、お刺身、ローストビーフやほんのりピンク色が残ったレアチャーシューが大好物のわたしには本当に辛い。

絶望してネットで調べたところ、一番気になるトキソプラズマやリステリアは、食肉の中心温度が67度以上で一定時間加熱してあれば死滅するらしい。(詳しくは国立感染症研究所等の、ご自身の信頼できるソースをご確認ください)

お外で食べるモノは温度管理が不明だから手を出せないものの、自宅であればコントロール可能と気付きました。

 

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魚介類だと安全な温度の低温調理でおいしく仕上げるのは難しいですが、お肉は器具を使えば簡単にできます。

愛用のホットクックにも低温調理機能がついており、以前からよくレアな煮豚を作っていました。

よくある低温調理レシピは67度未満の設定が多いのですが(お肉に含まれるたんぱく質が変性する温度と美味しさの関係でせいぜい65度まで)、ここは我慢で67度以上の設定で。

 

なお、菌や寄生虫が死滅する温度は、ネット上に様々な情報が載っています。

トキソプラズマは55度を5分以上と書いてあるサイトもあるけれど、国立感染症研究所食品安全委員会が食肉は67度と書いているので、怖がりのわたしは保守的な温度を採用しています。

リステリアは70度以上と書いてあるサイトもあるけれど、65度でも長めに加熱すれば大丈夫という説もちょこちょこ見かけるので、67度でいいかなと。

 

そんなわけで、最近は牛タンやら豚肉やら鶏肉やらを、せっせとホットクックに放り込んでいます。

タレや調味料と一緒にジップロックに入れて、放置するだけ。

67度以上だと、やはり65度以下で作ったときより柔らかさやジューシーさは劣りますが、ウェルダンで中までじっくり火を通すよりもずっと好み。

レシピによってはもともとの設定が67度以上の場合もありますし。

 

なおホットクックの残念なところは、2021年6月現在までに発売されている機種だと、低温調理で67度の設定ができません。

35℃~90℃の範囲で温度設定ができて35℃~65℃までは1℃単位で設定できるのですが、65℃~90℃は5℃単位での設定になります。

なので、わたしはお肉を大きな塊ではなく、ある程度カットして70℃で短時間加熱するようにしています。(塊だと長く加熱する必要があり、70℃でそれをやると旨みが抜けたように感じました)

本当は塊肉の状態で63度くらいで長時間低温調理したいのですが。

 

というわけで、妊婦でも低温調理を使えば、安全に柔らかジューシーなお肉を楽しめますよ、という話でした。

活用は自己判断で、くれぐれも中心温度が安全な温度に一定時間保たれるよう、また調理器具の殺菌消毒にもお気を付けくださいね。