ペンシルベニア州で運転免許を取得しました。

アメリペンシルベニア州で駐妻をしている、アラフォー妊婦です。

日本では東京の23区内駅近物件に住んでいたため、車の必要性を全く感じませんでした。

が、徒歩数分も歩くと歩道がなくなり車道だけになってしまう車社会エリアに引っ越してきたので、運転することになりました。

 

運転するにあたって、日本の国際免許保持者でも、居住者の場合はペンシルベニア州の運転免許を取得する必要が。

先日ようやく運転免許を取れたので、取得方法についてお話ししたいと思います。

 

ペンシルベニア州での運転免許取得の流れ

  1. 必要書類入手
  2. 筆記試験(Knowledge Test)受験
  3. 実技試験受験

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  1. 必要書類入手
    わたしが提出したのは以下6点で、すべて紙で持参でした。
    なお、日本と違い、教習所に通う必要はありません。

    ・ DL-180 (PennDOTのサイトからダウンロードできる、申請書兼健康診断書。健康診断書は医療機関に行って書いてもらいます)
    ・ 直近のI-94
    ・ パスポート
    ・ 居住地を証明する書類① (わたしはSocial Security Number Cardが郵送された際にくっついていた住所が記載された頁を使用。SSNから切り離されていると無効のようなので注意)
    ・ 居住地を証明する書類② (わたしは家の契約書。電子署名のみだと無効で、手書きの署名があるもののみ有効)
    Social Security Number Card

    居住地を証明する書類は、電気ガス水道携帯の請求書でもよいのですが、重要なのは自分の名前と住所が記載されていること。我が家はすべて夫名義なので提出できず、ちょっと焦りました。


  2. 筆記試験(Knowledge Test)受験
    Driver License Centerで必要書類が揃っていることが確認されると、簡単な視力検査後にその場で筆記試験(Knowledge Test)受験となります。
    視力検査は検査装置を覗き込み、中に表示されたアルファベットを読み上げ、最後に装置内の両サイドで点滅している光が見えているか確認されました。

    Knowledge Testはタッチパネル式のPCで受験。言語は日本語も選択できます。四択問題が18問あり、16問以上正解すれば合格です。
    Knowledge Test は対策をしていないと合格は難しいと思います。対策はPennDOTのホームページにある、Driver's Manualにて。載っている問題がそのまま出題されるので、対策さえすれば楽勝です。


  3. 実技試験受験
    Knowledge Test合格後に再度書類確認があり、受験料?申請料?の支払い後に仮免許(Learners' permit)を受け取ります。
    その紙に記載された番号等の情報を基に、オンラインまたは電話(100%機械音声対応)で実技試験を予約。
    二週間後くらいからしか空きが見つかりませんが、たまに直近の日程の空きがポコッと出てきます。わたしは運良くKnowledge Test合格の三日後の枠を押さえられました。

    実技試験当日に必要だったのは以下です。
    ・ Learner’s permit
    ・ 受験する車 (日本と違い、試験場で借りられません)
    ・ 受験する車の保険証
    ・ 受験する車の登録証
    PA州の運転免許を持っている同行者とそのひとの運転免許証

    国際免許と日本の免許を提示すれば、PA州の運転免許保持者の同行者とそのひとの運転免許証なしに受験できるはずなのですが、Learner’s Permit受け取り時の係員に確認したところ、それは通用しないとのこと。
    周りの日本人は皆さん国際免許を持参し一人で受験し合格しているのですが、夫が受験した際も同様のことを言われて散々な目にあったので、念のため夫に一緒に来てもらいました。
    するとやはり、試験開始時の書類確認の際にわたしの国際免許を出したにも関わらず、同行者の免許提示も求められました。
    無用なトラブルを避けられて良かったです。ちょっと納得いきませんが。

    実技試験自体は、
    試験官が車外からライトやシグナルの操作確認をした後に助手席に乗り込む
    →Driver License Centerがあるショッピングセンターの一角の専用スペースでの縦列駐車
    →ショッピングセンター外周を走行(ほんの1分程度)
    →ショッピングセンター内を走行してDriver License Center前に駐車、
    と全体で15分ほどでした。

    縦列駐車は事前にDriver License Centerの営業時間外に実地で練習を積めば、問題なし。
    走行試験も、日本と同様にスピードや一時停止や方向指示器の操作に気を付ければ、難しくはありませんでした。ただ、路上試験の内容は運転時間も難易度も試験場によってかなり異なるらしく、英語で試験官と会話しながらということもあり、手こずることもあるようです。

    試験結果は同乗した試験官から車内で通知され、合格だったらそのまま写真撮影・免許発行となります。わたしは朝一の試験枠だったためか待ち時間も少なく、あっさりと免許原本を受け取れました。

アメリカでの運転免許取得は日本と比べて簡単、とよく聞きますし、実際の試験内容自体はその通りでした。それでも外国人として異国で運転免許を取るのは、日本とはまた違った手間がかかるように感じます。